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まだある。昭和食堂

10月22日のメニュー

デパート屋上のスナックコーナーで、うどんを食す

by ガッキー

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ボクが子どもの頃、ウチの近くに「ユニー」という4~5階建ての大型スーパーがあった。1階が食品、2階が衣料品、3階が日用雑貨の売り場だったような......。これらのフロアに幼稚園児のボクが興味を抱くはずもなく、母の買い物が終わるのを今や遅しと待っていた。

「この上の4階はオモチャ売り場だ。今日こそ、あのゼンマイ仕掛けの恐竜を買ってもらうぞ」とイメージトレーニングをしながら。ボクはオモチャ売り場に行くと、力の限りおねだりをするイヤな微笑ましい子どもだったのだ。それが成功することは稀だったけど。でも、もう1つお目当てがあったので、おねだり作戦が失敗しても大丈夫さ。

それが「屋上遊園」。屋上という非日常的でワクワクする場所に、さらに遊具やゲームがいっぱいある。遊園地に勝るとも劣らない場所に思えた。ボクのお気に入りは、ジャンケンに勝つとコインが増えるゲーム機(負けると「ズコッ」と機械に言われる)で、ほかにもパンダカーやウルトラマンに乗って遊んだものだ。ヒーローショーもあったらしいが記憶に残っていない。

なぜなら、ゲームを楽しんだ後は、スナックコーナーに直行していたから。ここで食べる焼きそばやソフトクリームが大好きだった。何の変哲もない食べ物だったけれど、当時のボクにとっては非日常的で、たまらなく高揚する味だった。この感覚は、お祭りの屋台に似ているかも。そんな屋上のスナックコーナーが無性に恋しくなり、池袋西武へ行ってきた(前置きが長くてスミマセン)。

一番人気は、讃岐うどん「かるかや」

池袋西武の遊園施設は2004年7月末に廃止されたが、まだスナックコーナーは残っている。訪れてみると想像以上のにぎわいで驚いた。家族客やカップル、サラリーマンが多い。床に敷かれた緑色のマットや机、イスも記憶の中にあるものとそっくり。二十数年前に遊んだスナックコーナーが廃れずにそのまま残っているようで、何だかうれしい。

スナックコーナーで販売しているのは、焼きそば、ラーメン、お好み焼き、たこ焼き、ホットドッグ、うどん、ソフトクリームなど。当初は焼きそばを食べようと思っていたが予定変更。うどん屋「かるかや」に行列ができていたので、その列に加わることにした。昭和41年に池袋西武に出店した讃岐うどんの老舗で、一日平均700杯のうどんが出るというから驚きだ。

釜揚げうどん(400円)

お店のお母さんが人気メニューとすすめる「釜揚げうどん」を注文。太くてやや平たい手打ち麺は、もっちりとした弾力があり、コシもある。よく噛んでみると小麦の香りと甘みが、ふわりと口に広がった。つゆは讃岐うどん定番の薄い琥珀色ではなく、黒くて極甘口の濃い味付け。中に入っている生卵を割るとマイルドになり、味の変化を楽しめる。同店のうどんを食べるのは今回が初めてだったけど、当時を思い出させるスナックコーナーの風景のせいか、とても懐かしい味に感じた。

【かるかや その他のメニュー】
たぬきうどん (350円)
きつねうどん (350円)
さぬきうどん (350円) ※数量限定
月見うどん (400円)
山菜うどん (400円)

【店舗データ】
住所: 東京都豊島区南池袋1-28-1 池袋西武屋上
電話: 03-3981-0111(池袋西武代表)
営業: 10:00~17:30(LO)
休業日: 不定休(※池袋西武に準ずる)
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カテゴリ

うどん 東京都豊島区 
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