HOME > まだある。昭和食堂 > 懐かしさ満点のナポリタンを求め、新橋のポンヌフへ
8月21日のメニュー
by さいとー
何とはなしに「懐かしい喫茶店のナポリタン」を探し始めたものの、なかなか思い描いたとおりのナポリタンに出会えず、悶々としたままお盆が過ぎてしまった。簡単に見つかると思ったんだけどなぁ。ここは初心に戻って、懐かしいナポリタンを定義した上でリサーチしてみますか。
ボクにとって<懐かしい喫茶店のナポリタンの定義>とは、
1. 麺は茹で置きした太くやわらかいものを使用
2. 具はハムやタマネギ(ピーマンやマッシュルームが加わればベスト)
3. 味付けはケチャップ主体で、炒めて調理してあり汁っぽくない
4. ステンレスやアルミなどの「銀色の皿」に盛られている
5. 昔からやっている喫茶店で食べられる
結果、辿りついたのが新橋の「カフェテラス ポンヌフ」。昭和41年に新橋駅前ビル1号館が竣工した当初から、ほとんど様変わりせずに営業を続けている喫茶店だ。ちなみに、店名のポンヌフ(Pont Neuf)とは仏語で「新しい橋」つまり「新橋」という意味だそうだ。
カフェテラス ポンヌフの店内(カウンター)よく言えば「歴史を感じさせる」ポンヌフの店内は、生活感にあふれ、もはやカフェ(喫茶店)なのか食堂なのか一概に判断できない。コの字型をしたカウンター内の厨房で、おじいさんとおじさんが手際よく料理を作り、ここと客席を3人のおばさんが忙しそうに行き来している。
忙しくても愛想のいいおばさんに、ナポリタン(600円)を大盛り(+100円)で注文。スパゲッティを炒める音を聞きながら店内を見回すと、使い込んだ丸イス、年季の入ったテレビ、色あせた壁紙......。調度品も働いている人も、何もかもが昭和から変わっていないように見える。そもそも、このビル自体、未だに「国鉄」の案内板などが残る昭和遺産的な建築物だよなぁ。などと感慨にひたっていると、お待ちかねのナポリタンが登場!
大盛りナポリタン(700円)目の前に現れたのは、絵に描いたような「懐かしい喫茶店のナポリタン」。先に挙げた定義を完全に満たしている。ステンレス皿の銀色と、うず高く盛られたナポリタンの赤色のコントラストが美しい。極めて太い麺は、2.1mmのスパゲッティを茹で置きして使用。ソフト麺のようなフニャッとした食感が心地いい。ケチャップで炒めてあり、汁気がないのに麺によく絡んでいる。酸味が少なく、ほんのり甘い味付けも懐かしい。具はハム、タマネギ、マッシュルーム。手早く炒めてあるようで、タマネギのしゃきっとした歯ごたえが、やわらかい麺を食べている最中の適度なアクセントになっている。
思い描いたナポリタンに出会えた喜びからか、フォークで巻き取るときの、もったりとした手ごたえに妙にワクワク。ここの大盛りはかなりボリュームがあるのだが、粉チーズをたっぷりかけて、一気に食べ尽くしてしまった。
真っ赤になった口を紙ナプキンで拭って一服していると、昼食時の喧騒がうそのように店内の時間がゆっくり流れていることに気づく。懐かしいウマさたっぷりのナポリタン。その最大の調味料は、この店の雰囲気なのかもしれない。
【カフェテラス ポンヌフその他のメニュー】
ポンヌフバーグ (730円)
ハンバーグサンド (730円)
ハンバーグスパゲティ (800円)
サービスセット(ドリンク・手作りプリン付き)
・ポンヌフバーグ (1020円)
・ハンバーグサンド (1020円)
・ハンバーグスパゲティ (1100円)
コーヒー (380円)
クリームソーダ(530円)
【店舗データ】
住所: 港区新橋2-20-15 新橋駅前ビル1号館1F
電話: 03-3572-5346
営業: 9:30~20:00
休業日: 日曜日
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