HOME > まだある。昭和食堂 > デンキヤホールのナポリタンとテーブル型ゲーム機
8月 7日のメニュー
by さいとー
みなさんは、初めて遊んだテレビゲームって何でした? やっぱりインベーダーという人が多いですかね?
ボクが小学校低学年の頃は、ゲームといえば「喫茶店で大人が遊ぶもの」という風潮があり(北関東の片田舎の話だけど)、ようやくゲームができたのは小学3年生。同級生のカズちゃん家が営む喫茶店が、テーブル型ゲーム機を置くようになったからだ。1日1プレイ(100円分)だけタダで遊ばせてもらえたので、よく通ってディグダグをやったなあ。これ、まだファミコンが誕生する前の話。
というワケで、ボクは喫茶店と聞くと"テーブル型ゲーム機がある風景"を思い浮かべがちだ。そういう喫茶店は滅多に見なくなったけれど、まだ絶滅したわけじゃない。浅草千束の「デンキヤホール」もそんな店の1つ。
千束通り沿いに佇む「デンキヤホール一見、商店街にありがちな"昭和50年代から時間が止まっている喫茶店"。店内にはピンク色のソファーが並んでいて、よく見回すと奥に2台のテーブル型ゲーム機がちょこんと佇んでいた。両方とも電源が入っていなかったが、1台は麻雀、もう1台は何とディグダグではないか! チャキチャキしたお姐さんが注文を取りにきたので、「これ、遊べるんですか?」とたずねると、「もちろん」と電源を入れてくれた。
投入口に100円玉を......と、その前に食べ物を注文せねば。先ほどのお姐さんがメニューを手渡しながら、この店の名物をご教授。何でも、このデンキヤホールはそもそも電器屋で、明治36(1903)年に甘味喫茶へ転身したのだとか。名物の元祖オム巻きは初代が全国食べ歩きをした末に創出したもので、これまた名物のゆであずきと共に人気メニューだという。これらも気になるが、今日はナポリタン(600円)を注文。ゲーム機を見ていたら、懐かしい"喫茶店のナポリタン"を食べたくなっちゃったので(元祖オム巻きやゆであずきは『時代の旅人』に詳しく書いてあるし)。
ナポリタン(600円)お待ちかねのナポリタンは、喫茶店らしく太目の麺ながら意外とコシがあって、フニャフニャした食感ではない。ケチャップを使っているようだけれど酸味はそんなに強くなく、油っぽさもなくてボク好み。粉チーズをちょっと多めに振りかけて、最後までおいしくいただいた。これで皿がアルミだったら文句ナシなんだけどなぁ。
食後は、いよいよ待望のディグダグに興じる。が、デンキヤホールではBGMをかけていないので、静かな店内にゲーム音が響き、ちょっと肩身が狭かった。と気にしているうちにゲームオーバーになる小心者であった。
テーブル型ゲーム機で稼働するディグダグとはいえ「テーブル型ゲーム機」「懐かしのディグダグ」「喫茶店のナポリタン」を堪能できたので、心身ともに満足して店を後にした。ピンク色の公衆電話が置いてあったのも、妙にうれしかった。唯一の心残りだった「アルミ皿のナポリタン」を探すことが、次の課題かな?
【デンキヤホールその他のメニュー】
元祖オム巻き (600円)
ドライカレー (600円)
ピラフ (600円)
おでん (550円)
ミックスサンド (600円)
ゆであずき (450円)
あんみつ (450円)
【店舗データ】
住所: 東京都台東区浅草4-20-3
電話: 03-3875-2987
営業: 9:00~21:00
休業日: 水曜日
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