
昭和51(1976)年に中国河北省で発生し、20万人以上が犠牲になった大震災を描いた映画「唐山大地震」が、3月26日に公開される。
唐山大地震は、昭和51(1976)年7月28日に中国河北省の工業都市・唐山で発生。死者24万人、重傷者16万人、震災孤児4200人以上という未曾有の被害を出す「20世紀最大の震災」とされている。
同作が描くのは、震災によって離れ離れになってしまったある家族。倒壊した建物の下に生き埋めになった双子のうち、どちらか一人しか助けられないと迫られ、母親は泣く泣く息子を選択した。一方の娘は、瓦礫の下から奇跡的に生還し、裕福な家庭の養女となったが、母に見捨てられたという思いを忘れることができなかった。地震によってまったく別の人生を歩むことになった家族の人生を通じ、災害で傷つけられた心とその再生を描く。
同作は、「女帝[エンペラー]」「狙った恋の落とし方。」などのヒット作を連発し、中国のスピルバーグと呼ばれるフォン・シャオガンが監督。ひと足早く公開された中国では「アバター」「レッドクリフ」を抜いて中国映画史上最高の興行収入を記録した。
映画「唐山大地震」は3月26日、丸の内ピカデリーほかで全国ロードショー公開。配給は松竹。また、全国の上映劇場ではすでに前売り券(税込1300円)を発売。前売り特典として、ナマズ型の「防災キユーピー」がついてくる。【斎藤昌之】