
日産自動車が最高級自動車の「プレジデント」と「シーマ」の生産を8月で終了する。9月に施行される衝突時の安全基準に適合しなくなるため。
プレジデントは昭和40(1965)年に登場した高級セダンで、当時の国産乗用車で最大サイズの車体とエンジンを誇る日産のフラッグシップ車として君臨。主に社用・公用車として人気を集めた。
また、シーマは個人向けセダンの最高峰として昭和63(1988)年に登場。同年に3万6000台を売り上げる大ヒットとなり、「シーマ現象」と呼ばれるなどバブル期を象徴する人気車種となった。
両車種ともにサラリーマンの羨望の的となったが、バブル崩壊後は人気が低迷。昨年の販売台数は、プレジデントが約50台、シーマが約300台にとどまった。日産は今後、フラッグシップ車に「フーガ」を据えて高級車種を集約していくという。【斉藤邦雄】