
旧国鉄の代表的な特急として知られるボンネット型車両(489系)が、今年3月に現役引退。その後、徐々に廃車されるという。現在、同車両を使用している夜行特急「能登」(上野─金沢)の定期運行が廃止されるため。
ボンネット型車両は、昭和33(1958)年11月1日に国鉄初の電車特急「こだま」(東京─大阪)用の車両としてデビュー。運転席の前方が大きく張り出した形状が特徴で、クリーム色と赤色のカラーリングは国鉄特急を象徴する色となった。また、複数のモーター付き車両を分散して連結する電車方式を初めて採用。東海道・山陽線の「つばめ」「はと」、上越線の「とき」などで活躍し、製造終了後も主力車両の1つとして、さまざまな路線で運行された。
国鉄の分割民営化後も、ボンネット型特急はJR各社に承継され活躍してきた。現在も夜行特急の能登で489系の3編成のみ定期運行されているが、3月のダイヤ改正で能登の廃止が決定。初代の誕生から51年目にして、ついに現役を退くことになった。
同車両を所有するJR西日本によると、「車体に老朽化が目立つことから今後、徐々に廃車していく予定だが、明確な時期は未定。臨時列車としての運用も検討している」という。なお、能登の最終列車は3月12日夜にJR金沢駅を発車する。【斉藤邦雄】
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