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2010年1月18日 13:09  |  スポーツ / トピック / 人物

元・阪神の小林繁さんが急死 ─「空白の1日」悲劇のヒーロー

元・巨人、阪神の投手の小林繁さん(57)が、1月17日午前11時ごろに心不全のため急死した。現役時代は、重心の低い独特な投球フォームから鋭い変化球を繰り出すサイドスロー投手として活躍。今年は日ハムの1軍コーチに就任し、同チームの連覇を目指していた。

小林さんは昭和47(1972)年に巨人へ入団。昭和51~52年はともに18勝を挙げて巨人のリーグ連覇に貢献した。しかし、昭和54(1979)年に巨人が野球協約を無視して江川卓さんと入団契約を交わした「江川事件」(空白の1日)のあおりを受け、阪神へトレード。同年に対巨人戦8連勝を含む22勝を挙げて沢村賞を獲得(2度目)、8年連続2ケタ勝利を挙げるなど、悲劇のヒーローとして阪神ファンのみならず国民的な人気を博した。

昭和58(1983)年限りで現役を引退(通算成績は374試合で139勝95敗17セーブ、防御率3・18)。その後は野球解説者やスポーツキャスターとして活躍。近年は近鉄、韓国プロ野球SK、日本ハムなどの投手コーチを歴任していた。

関係者によると、小林さんは17日の午前8時ごろに「背中が痛い」と訴え、夫人のマッサージで一時緩和したものの再び苦しみ出し、10時30分ごろに意識を失ったという。福井市内の病院に救急車で搬送され心肺蘇生術が施されたが、意識を取り戻すことなく午前11時ごろにこの世を去った。その早すぎる死に、昭和からの阪神ファンは落胆の色を隠せないでいる。【斉藤邦雄】
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