明治・大正時代開通の「亀ノ瀬トンネル」が80年ぶりに発見
明治・大正時代に建設され、昭和初期の地すべりで埋没した、大阪府柏原市の旧鉄道トンネル「亀ノ瀬トンネル」が発見された。
「亀ノ瀬トンネル」は、明治25(1892)年に旧国鉄関西本線の河内堅上駅~王寺駅間に開通。大正13(1924)年には輸送量の増加に伴い複線化され、もう一本のトンネルが作られた。しかし、昭和6(1931)年に近くを流れる大和川の右岸で発生した大規模な地すべりによって、大量の土砂が流れ込み、トンネルは完全に埋没。大和川の対岸に新たな迂回ルートが敷設された。
今回、同地域に地下水の排水トンネルを作るために山肌を掘削している際に、およそ80年ぶりに発見。トンネルの一部には、レンガの壁が残り、天井には蒸気機関車のススも残されていた。
今後もトンネルは保存され、定期的に一般公開される予定。【斎藤昌之】