HOME > ニュース いまどきの昭和 > 日本映画黎明期を代表する大女優の出演作が初のDVD化
松竹が、昭和初期に活躍した女優・田中絹代さんの生誕100周年を記念して、1930年代の出演作を初めてDVD化し、11月22日に発売する。
初DVD化される作品は、日本初のトーキー(有声)長編劇映画のヒット作「マダムと女房」、文豪・谷崎潤一郎原作の映画化第1作「春琴抄 お琴と佐助」、日本映画史にその名を残す伝説的メロドラマ「愛染かつら」の全3作。
すべて1930年代に製作された戦前の日本映画。キネマ旬報ベスト・テンで第1位を獲得した「マダムと女房」と女優として高評価を受けた「春琴抄 お琴と佐助」の2作品は1本のDVDにまとめられる。主題歌「旅の夜風」が売上120万枚の戦前最高記録を樹立し、全国に大ブームを巻き起こした「愛染かつら」は、前、後、続、完結の全4編をまとめた総集編として発売する。
田中絹代さんは明治42(1909)年、下関生まれ。14歳で映画界に入ると清純派スターとして早々に松竹の看板女優となる。代表作は「愛染かつら」「雨月物語」「伊豆の踊子」など。晩年には、昭和49(1974)年の「三婆」「サンダカン八番娼館・望郷」でベルリン国際映画祭の最優秀女優賞を受賞。また、「恋文」や「月は上りぬ」など6本の作品を手がけた日本最初の女優監督として国際的にも評価が高い。
「マダムと女房/春琴抄 お琴と佐助」「愛染かつら」は11月22日に全国のDVD取扱い店、インターネットショップにて発売。価格は共に3990円(税込)。【中村大輔】
