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2009年6月 8日 21:22  |  テレビ / 映画

生誕100周年を迎えた太宰治の原作映画が続々と公開

主人公・ひばり(染谷将太・左)の体を拭う看護師・まあ坊(仲里依紗・右) 太宰治の佳作「パンドラの匣」が、染谷将太、川上未映子、仲里依紗、窪塚洋介らのキャストで映画化され、10月に公開する。

監督は、「パビリオン山椒魚」などを手がけた冨永昌敬。音楽はジャズミュージシャンの菊地成孔が担当する。

「パンドラの匣」は、太宰が終戦直後の昭和20(1945)年10月から翌年1月に河北新報で連載した小説。「健康道場」という名の療養所に入所した結核を患う主人公・ひばりと、看護師や看護師長、ほかの療養者とのどこか間の抜けたおかしな日々を描く、ユーモアと希望にあふれた物語だ。

原作の下敷きとなったのは、太宰治の熱烈なファンであった木村庄助さんが、実際に東大阪の結核療養所で過ごした日々を綴った日誌。青年の心情の変化を根底に、戦中、戦後の日本の移り変わりを描いている。

また、太宰が今年で生誕100周年を迎えたことで、作品が続々と映画化している。5月9日から公開している「斜陽」、10月10日に公開する「ヴィヨンの妻 桜桃とタンポポ」、来春公開を予定している「人間失格」と、2009年は太宰イヤーとなりそうだ。

「パンドラの匣」は10月にテアトル新宿ほか全国順次ロードショー。【中村大輔】
斜陽・パンドラの匣―太宰治映画化原作コレクション1(文春文庫)
何度も映像化され、5月に映画が公開した大ヒット作「斜陽」と、10月に映画が公開する「パンドラの匣」を収録した愛蔵版。
¥410

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