岐阜県多治見市笠原町の笠原中央公民館2階ギャラリーで、昭和53年まで運行していた笠原鉄道の歴史を振り返る「笠原鉄道 なつかしの写真と資料展」が開催されている。かつて、多治見市と旧・笠原町(現・多治見市)を結んでいた同鉄道にまつわる貴重な品々を約150点展示する。
同鉄道は、昭和3(1928)年に開業。沿線の主産業である陶磁器の原料や製品を運搬する目的で敷設され、多治見駅~笠原駅の約4.6キロを結んでいた。旅客運搬も行っていたが、昭和39(1964)年の東京オリンピック後に自家用車が急速に普及したあおりで、次第に乗客数が減少。昭和46(1973)年に旅客営業を、昭和53(1978)年に貨物を含む全運搬を廃止し、廃線となった。
同鉄道が今年で開業80周年、廃線30年の節目を迎えたことで、同鉄道の歴史を改めて紹介しようと企画。元従業員や関係者から資料を収集し、実現した。
会場には、駅構内や鉄橋を走る車両の写真や、駅員の制帽、レールの一部、車両プレート、乗車券、時刻表など、当時をしのばせる貴重な品々が並んでいる。
11月24日まで開催。入場無料。
>> 多治見市笠原中央公民館