
写真家の細江英公が撮り下ろした三島由紀夫の写真集「薔薇刑」の完全復刻版が、NADiff(ナディッフ)から11月11日に限定発売される。
昭和39(1963)年に刊行された「薔薇刑」は、三島由紀夫のヌードを中心にマゾヒスティックな構図で撮り下ろした前衛的な写真集。当時、人気絶頂だった三島由紀夫のセンセーショナルな姿が話題を呼び、現在でも世界的に評価が高い。撮影した細江英公は、同書で日本写真批評家協会作家賞を受賞した。また、昭和46(1971)年に横尾忠則の装丁による新輯(しゅう)版、昭和59(1984)年には粟津潔の装丁した新版が刊行されるなど、時代とともに姿を変えて出版されてきた。
今回の完全復刻版では、昭和39年の初版本を忠実に再現。細江英公とかつて装丁を手がけ杉浦康平がともに監修を務め、カバーや段ボール外箱など細部に至るまで完璧に仕上げたという。
日本版、海外版ともに各500部の完全限定発売で、価格は5万円(来年2月1日から5万5000円)。東京・恵比寿の「NADiff a/p/a/r/t」ほかナディッフ系列の書店で、11月11日から販売を開始する。また、各店舗では見本閲覧と予約を受け付けている。