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「まだある。」を立ち読み

ビタワン 1960年

ビタワン 1960年
ビタワン(ビタワン)/日本ペットフード
採用年:1960年
このペロッと舌を出した白いワンちゃん、幼少のころからずっと親しんでいた気がする。が、よく考えてみると、このイヌになぜこんなに懐かしさを感じるのか、自分でもいまひとつわからなかった。我が家にも「トリトン」という名の愛犬(小二のときの筆者が命名。今となってはかなり恥ずかしいネーミングセンスである)がいたが、彼はドッグフードを食べなかった。家で「ビタワン」を買ったことはないはずだ。 で、思い出した。当時、「ビタワン」はお米屋さんが扱う商品のひとつだったのだ。つまり「プラッシー」などと同様、町のお米屋さんの店先には、必ず「ビタワンくん」の看板が掲げられていたのである。店先の看板はプラスチック製の箱形のものだったが、民家の壁などにも鉄板にペンキで描いたような「ビタワン看板」が貼りつけてあった。我々世代が懐かしいと感じるキャラクターの多くは、幼少期にテレビCMによって刷り込まれたものだが、こと「ビタワン」に関しては数十年前に目にした看板の記憶によるところが大きい。「看板って偉大!」なんてことを、あらためて思う。
ビタワン 1952年初期の「ビタワン」。このころから大きな変更はなし。キュートで洗練されたデザインはコンペで決定、名づけ親は社長だ。バイタリティやビタミンのvitaと、1番の「one」やイヌの鳴き声の「ワン!」からとられた。キャロライン洋子を起用した80年代の同社CMも懐かしい
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