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「まだある。」を立ち読み

ビスコ坊や 1933年

ビスコ坊や 1933年
ビスコ坊や(ビスコ)/江崎グリコ
採用年:1933年

グリコの看板商品といえば、ロングセラーお菓子の教科書的存在であるオマケつき「グリコ」。だが、筆者世代が幼少期にもっともよく口にしたグリコの商品は、今はなき「スポロガム」ではないだろうか?男の子用と女の子用に分けられていたオマケも魅力だが、ガム自体に飛行機や車の形の切り取り線が刻印され、型抜き遊びができるという画期的商品だった。筆者は縁日の型抜きとは無縁で、ときおり目上の方から「レトロ本を書いてるのに型抜きを知らないの?」と言われたりする。そういうときは「『スポロ』ならな100枚抜いたゾッ!」と心のなかで叫ぶことにしている。
オマケつき「グリコ」と並ぶ代表的長寿商品が、ご存知「ビスコ」。グリコーゲンの入った「グリコ」(1922年)に続く栄養菓子で、胃腸を活性化する酵母入りのビスケットだ。発売以来、パッケージを飾るのは「ビスコ坊や」。デザイン・広告の研究を熱心に行っていた創業者・江崎利一氏の案によるもので、お菓子をほおばって頬をふくらませる子どもを描いたドイツ製のポスターがヒントになっているのだそうだ。

3代目までは、頬のふくらみを強調したマンガ的デザイン。かつ、どこかしら外国人の子どものような雰囲気。4代目からは写実的なイラストが採用され、いかにも子どもらしい笑顔になった。ちなみに「ビスコ」という商品名は、「酵母ビスケット」の略称「コービス」を逆さにしたものだ
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