HOME > 「まだある。」情報局 > 立ち読み > ヨーグレット 1979年

明治製菓の錠菓といえば「カルミン」が有名だが、我々世代が親しんだのは六〇年代後半の「レモンドライ」、七〇年代初頭の「ミオ」。特に「ミオ」はプラスティック製のケースがスマートで、中身のタブレットは丸なのにケースは四角、というのがオシャレっぽかった。筆者が通っていた小学校では「車酔いに効く」というウワサが流布し、遠足の必需品となっていたのも印象的である。その後に登場した「ヨーグレット」「ハイレモン」も、「バスのなかで食べた」という記憶が多い。中学時代のバス移動では「往路のバスでお菓子は食べるな」という規則があって(なぜか帰りはOK)、教師の目を盗んで食べるのはもっぱら「ヨーグレット」などの錠菓だった。
七〇年代後半は明治製菓がビフィズス菌の応用を盛んに研究していた時期。「ヨーグレット」もその流れで開発された商品だ。「医薬品的イメージの大人向け錠菓」が開発時のコンセプトで、実際、ビフィズス菌を生きたまま届けるため、クスリと同じ包装がなされている。もともと明治が持っていた薬品包装技術を応用したものだ。
ヨーグレット(明治製菓株式会社)こちらもおなじみ「ハイレモン」(1980年、124円)。「ヨーグレット」と同じく健康志向をコンセプトに発売された。「1粒にレモン1個分ビタミンC」を売り文句にし、原選手のCM効果もあって大ヒット。後のビタミンC入り食品ブームに火をつけた。元祖サプリメントと言える商品だ
