HOME > 「まだある。」情報局 > 立ち読み > モンチッチ 1974年

園児時代、「くたくたモンキー」という名前のサルのぬいぐるみを持っていた。その名のとおり「くたくた」の「ふにゃふにゃ」。立たせて飾ることはできないが、自由にポーズをとらせて遊ぶことができる。ユーモラスな顔と、やけにリアルな手足はソフビ製。ぬいぐるみとソフビ人形の中間みたいで、女の子よりも男の子にウケそうなデザインだった。母親にサル用の赤いマフラーをつくってもらったりして、飽きっぽい僕にしては珍しく、手足やシッポがボロボロになるまで遊んだ記憶がある。
本書の取材で初めて知ったが、この「くたくたモンキー」はかのセキグチが1972年に発売した商品、であるだけでなく、同社が世界に誇る「モンチッチ」の前身ともいえる重要なアイテムだったのだそうだ。翌年、同社は「マドモアゼル・ジェジェ」を発売。「指しゃぶり」をする女の子の人形(七〇年代っぽさが今も人気だが、残念ながら製造終了)で、これが「モンチッチ」の「指しゃぶり」ポーズのヒントとなった。つまり、「モンチッチ」=「くたくたモンキー」+「ジェジェ」なのである。
モンチッチ(株式会社セキグチ)世界的にヒットし、1980年にはアニメ化もされた。この初代モデル復刻版の特徴は「青い目」。外箱も当時のモノを再現。「くたくたシリーズ」の文字が「くたくたモンキー」の名残らしい
