HOME > 「まだある。」情報局 > 立ち読み > チャーミー 1970年ごろ

大阪万博以降、外国人タレントが登場するテレビCMが飛躍的に増えたという。おもちゃのCMも「国際化」され、幼少期、ブロンドの女の子が大人びたしぐさで「しゃなりしゃなり」するCMを毎日のように目にした。ソバカス顔・ポニーテール・ジーンズの「おてんばアメリカ娘」もよく登場したが、青ざめた顔・プラチナブランド・純白のドレスの「北欧少女」の出番も多かった。幻想的なソフトフォーカス撮影が常套手段で、子ども心に「絵本に出てくる妖精みたいだぁ」などと思ったものだ。
なかでも「妖精度」が高かったのが、この「チャーミー」。「ダイヤブロック」の河田が、「つくる楽しみ」とおしゃれ心をリンクさせて女の子向けに発売したキラキラのアクセサリーパーツセットである。おぼろげな記憶だが、「チャーミー」でつくった花の冠を頭に乗せた日本人の女の子と「北欧少女」が、仲むつまじくじゃれあう、みたいなCMだったと思う。エコー効かせまくりの「チャ~~~ミ~~~……」という少女の声が今も耳に残っている。「天国からの声」みたいで、ちょっと恐かった。
もともとは西ドイツで生まれた玩具。現在、「チャーミー」の名残は「キャンディービーズ」というシリーズのなかに「わずかにある」といった感じ。かつてのパチパチとパーツをはめるタイプではなくなり、あくまでビーズ。が、このパッケージの雰囲気はやはり「チャ~~~ミ~~~……」
