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「まだある。」を立ち読み

スリンキー 1945年

スリンキー 写真を見て、「え? 『トムボーイ』じゃないの?」と思った人もいるだろう。そう、あのシャーッ、シャーッと音をたてて階段を降りるスプリングは、1960年代後半、日本では「トムボーイ」の名でブレイクした。が、元祖はこれ。なんと1945年に米国の航空技師によって「発明」された玩具なのである。日本でヒットした「トムボーイ」は、この「スリンキー」をヒントに三光発条というメーカーが売り出したモノ。この会社、玩具メーカーではなく、ちゃんとした工業用のバネ製造会社。残念ながら「トムボーイ」はとっくに販売を終了し、縁日や100円ショップには安価なプラスチック製がはびこっている。が、やはりこの玩具は金属製であってほしい。

 実家が木造二階建てだったころ、家の中心に大きな階段があった。子どもにとっては格好の遊び場で、いろんなモノを落下させてよく親に怒られたが、その階段が最大限に活用されたのはやはり「トムボーイ」の流行期である。「伸びてからまって捨てられる」のがこの玩具の宿命だが、我が家の「トムボーイ」も例外ではなかった。

スリンキー(株式会社イメージミッション木鏡社)
発売年:1945年

「トムボーイ」に比べてかなり頑丈。幅の広い板状の金属でつくられているので、からまる心配もなさそうだ。「トムボーイ」は金色で、細い針金状のスプリングだった記憶がある。一度こんがらがるとなかなかもとにもどらず、無理にもどすとグニャ~と伸びて使いものにならなくなった

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