HOME > 「まだある。」情報局 > 立ち読み > ショック当て 1967年

かつては「駄菓子屋のクジ」の主役だった「ゴムの爬虫類」シリーズ。上位の商品はリアルに彩色された巨大なタランチュラやコブラ。ビリのほうはちっぽけな単色のムカデやトカゲ……という賞品の構成は昔から少しも変わっていない。
思い出に残っているのは、映画『ジョーズ』人気に乗じて発売された「海洋生物バージョン」だ。1等はもちろんリアルで大きなサメなのだが、筆者は2等だか3等だかの巨大エイがほしくて、毎日のように駄菓子屋に通っては「ハズレ」を引き続けた。そんなある日、とうとう店のおばあさんが見かねたらしく、台紙からエイをべリッとはがし、「あげるよ」と筆者の胸に押しつけたのである。「うれしいっ!」と同時に、なんかこう、「しょうがないわねぇ」とあしらわれた感じがして、どうにも複雑な気分になった。エイをもらいたかったわけではなく、当てたかったのである。あのときは「いりませんっ!」と断るべきだったなぁ、と後々ちょっと後悔したのだが、結局、ちゃっかりもらってしまい、その晩はお風呂でバシャバシャと泳がせて遊んだ。
ショック当て(株式会社ヨコタ)ここで紹介する「ヘビ」中心のクジのほか、「クモ」「カメ」などのシリーズがある。「南洋系のマダラやシマ模様の生物は売れなくなった」とのことで、全体的に昔より色使いは地味め
