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「まだある。」を立ち読み

きびだんご 1962年

きびだんご 昔から駄菓子屋の店頭に並んでいたが、なんとも不思議な商品である。「よくわからない」という印象が強く、実はつい先日まで口にしたことがなかった。「きびだんご」といえば、子どもにとっては桃太郎の「♪お腰につけたきびんだんご」というアレで、どの絵本を見ても球体として描かれている。それがなぜ、このように大きな板ガムのような形状をしているのか? パッケージには平然と桃太郎とその一行のイラストが描かれていたが、それがむしろよけいに謎を深めているような気がした。
 この商品、実は「こざくら餅」(本書別項に掲載)同様、餅アメと呼ばれる類の駄菓子。あのピンクのカケラをつなげて大きくすると、ほぼ「きびだんご」と同じモノになってしまうわけだ。原料は餅粉、デンプン、水飴、黒糖。そう、「きび」は入っていない。ではなぜ「きびだんご」なのかというと、どうもよくわからないらしい。「きびだんご」は複数のメーカーから発売されているが、元祖の佐藤製菓の社長さんが「これを『きびだんご』として発売しよう!」と決断したから、としか説明のしようがないようだ。

きびだんごきびだんご(見田製菓)
発売年:1962年

佐藤製菓の元祖「きびだんご」の発売は1950年ごろ。佐藤製菓からのれん分けした見田製菓の製品は、元祖の味を継承。モッチリ感と黒糖のコクが特徴
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