HOME > 「まだある。」情報局 > 立ち読み > さくら大根 1957年

東京人には定番のスモモの甘酢漬けや蜜漬けアンズ。しかし、関西の人が東京の駄菓子屋をのぞいて最初にショックを受けるのは、これらの「漬物系駄菓子」の存在なのだそうだ。「なんで駄菓子屋に漬物が売っとんのかいな?」ということになるらしい。となれば、この「さくら大根」はさらに関西の人々を驚愕させるだろう。
小三のころだと思う、近所にオープンした「グーチョキパー」という新興の駄菓子屋で初めて「さくら大根」を目にした。スモモ漬けなどには幼児のころから親しんできたが、さすがにビックリ。ただの大根の漬物じゃん、である。が、友人の「おいしいよ」のひとことで購入、一口かじって「あれ? うまい!」。おなじみのスモモの味をちょっとマイルドにした感じ。それもそのはず、製造元のみやま食品はスモモ漬けも手がける漬物メーカー。タクアンの加工中、スモモ漬け用の液体に落ちた大根を作業員が拾いあげ、一口かじって「あれ? うまい!」。で、「さくら大根」誕生。
さくら大根(株式会社みやま食品工業)