HOME > 「まだある。」情報局 > 立ち読み > モロッコフルーツヨーグル 1961年

時間をかけてチマチマと食べられる、というのは人気駄菓子が備えていなければならない必須の条件だ。たとえどんなにおいしくても「一口でパクッ→はい、おしまい」では、10円、20円が「本日の全財産」だったりする子どもたちには「高い買い物だったなぁ……」という印象しか残さない。また、おなじみの飲料や食品の形状をスケールダウンして駄菓子的に再現する、というのも重要。子どもというのはなぜか「本物そっくりだけとちっちゃいモノ」、つまり「ミニチュア大好き」という習性を持っている。「モロッコヨーグル」は、これら二つの条件を見事に満たす名品である。
不思議な商品名は、モロッコで古くからヨーグルトが愛飲されていたことから。また、食品表示の問題で「ヨーグルト」と表記できないため、「ヨーグル」という寸止め的名称を採用。モロッコには生息していないはずのゾウをマークにしたのは、「カップの形が像の足に似ているから」ともいわれている。が、メーカーの担当者によれば、「子どもたちにゾウのようにやさしく、たくましく育ってほしいから」とのこと。
モロッコフルーツヨーグル(サンヨー製菓株式会社)