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画期的な使い捨て「ワンタッチぞうきん」。ものごころついたときにはすでに生活に定着していたので「画期的」という印象はないのだが、70年代の後半に放映されたテレビCMが脳裏にこびりついている。「サッサ」片手に猛烈なスピードで部屋の掃除をしていたオバサン(女優の園佳也子さん)が、カメラに近づいてきて満面の笑みを浮かべながら「お友達になりたいわぁ~」(大阪弁のイントネーション)と言う内容。妙なインパクトがあって、この最後のセリフは当時の流行語になった。
「サッサ」誕生のきっかけは、大日本除虫菊の幹部社員の奥さんのひとこと。入院した夫の見舞いに行ったとき、病室のすみに置かれていた使い古しのぞうきんを目にする。「不衛生ね。使い捨てのぞうきんがあればいいのに」。このなにげないセリフが世界初の紙製ぞうきんを生んだのである。1970年にいくつかの県でテスト販売が開始されたが、そのときは白い色だったのだそうだ。「すぐに薄汚れてしまう」ということで、今では「サッサ」の目印になっている鮮やかな黄色に変更された。
