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昭和遺産

昔の花王石鹸昭和遺産

昔の花王石鹸

投稿者:ソルト・トレイン

三十数年前、新卒で勤めていた花王石鹸(現在の花王)で、創立何十周年かのお祝いに社員全員で頂いた石鹸です。包み紙の表面には「長瀬富郎謹製」と創業者のお名前、裏面には「此ノ能本ハ熟読スベシ」と書いてあります。包み紙の内側が本のようになっていて、細かい説明などが書いてあります。包み紙には値段も書いてあり、1個12銭、桐箱3つ入りは35銭となっています。

当時、コマーシャルで「♪ アゴのしゃくれた お月様 お風呂の窓から覗いてる~」という歌が流れていて、アゴのしゃくれている人や顔が長い人は、花王石鹸というあだ名が付けられたものでした。

私が勤めていた頃、花王石鹸の本社ビルが日本橋の馬喰町にありました。この辺りで戦火を免れたのは、このビルだけだったそうで、焼け野原にポツンと建っている写真を見た記憶があります。今ではさほど大きくないビルですが、「戦前から踏ん張って建っているんだな」という感じがして、都電の線路がとても似合っていました。