HOME > あゝ思い出ごはん  >  旅ごはん

あゝ思い出ごはん

誰の胸にもある忘れられない食事の思い出。
一つの料理とともに人生の大切な場面が蘇る。
あなたの思い出の一品と物語はなんですか?

旅ごはん

画像スペイン在留18年。華やかなフラメンコや闘牛には背を向けて、キリスト教の「巡礼路」などカトリックの世界を撮り続けていた一人の写真家が1昨年帰国した。東京世田谷の池利文さん(写真)。厳しい取材の旅の途中で覚えたスペイン料理を自分流に味付けして今も楽しんでいる。

2007年11月14日 19:47

ああ、ブラジル!

画像

海外ビンボー旅行で見聞を広めるのはいつの時代も若者の特権。作家の小田実さんが当時の若者を熱狂させた世界旅行記『何でも見てやろう』を書いたのは1961年(昭和36年)。イラストレーターの長尾みのるさん(写真)は、それ以前の1950年代前半、南米ブラジルからヨーロッパを4年間、放浪した。「わが人生の原点」という遥かな国で食べたものは、生涯忘れられない。

2007年11月12日 19:53

ナイフで世界を駆け巡る

画像

「飲む、打つ、買う」は昔の男の三大道楽.。現代はとなると、万年筆、時計、オーディオ、釣り、鞄、鉄道模型、車、など多種多様で枚挙に暇がない。東京台東区の老舗岡安鋼材社長、岡安一男さん(写真)の場合は、カスタムナイフ(手作りナイフ)とカメラと飛行機。とりわけ、ビジネスも兼ねたナイフは日本を代表するディラーとして毎年、世界中のナイフショーを駆け巡っている。余裕ある団塊の世代。旨いものも食べつくしているグルメでないわけがない。

2007年8月 1日 18:38

天皇は腹八分目

画像 新聞記者にはいろいろなセクションと持ち場がある。現役のころ、森羅万象が守備範囲の社会部だった私は、教育問題の取材チームにいたかと思えば、事件記者の端くれで刑事の家の夜討ち朝駆けに明け暮れていたこともある。取材対象が日替わり定食のように変わる若い頃は、毎日が面白かった。スクープよりも抜かれて悔し涙を流した方が多い「へっぽこ記者」だったが、全く縁がなかったのは皇室担当である。

画像 冒険家・植村直己さんの妻、公子さんを初めて知ったのは、直己さんがマッキンリーで消息を絶ったときのテレビのニュース番組だった。

画像  世界の冒険家・植村直己さん(写真)が1984年2月、厳冬のアラスカ・マッキンリーに消えてから早くも四半世紀に近い歳月が流れた。

 夫人の公子さんは、5年前、『植村直己 妻への手紙』(文春新書)という書簡集を初めて公刊した。結婚前のヒマラヤの奥地からをはじめ、スイス、カナダ、アラスカ、南極など世界各地から冒険の旅の様子を生々しく、時に孤独のいらだちを交えながら伝える手紙の数々。