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あゝ思い出ごはん

誰の胸にもある忘れられない食事の思い出。
一つの料理とともに人生の大切な場面が蘇る。
あなたの思い出の一品と物語はなんですか?

ふるさとごはん

利尻島 北海道の利尻島を初めて訪ねた。飛行機のタラップを降りて後ろを振り向いたとたん、海から屹立して真っ白な雪を頂いた利尻山(1721m写真上、10月19日、西谷さん撮影)が眼前にあった。「おおっ」と思わず歓声を上げたまま、しばらく動けなかった。「利尻富士は一度見ただけで何故か人に自慢したくなる山だ」という本の通りだった。今回は、利尻町立博物館の学芸課長、西谷榮治さん(写真下)の日本最北の国境離島ならでは「思い出ごはん」の話である。

2007年10月10日 19:59

この村電気なかりけり

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 東京池袋のランドマークタワー、60階建てサンシャインビルのすぐ近くで姉と二人で小さなスナックバー「ビバ」を経営する坂本依誌子さん(写真左、右は俳人鈴木真砂女)は、俳句とお茶を嗜む趣味人。興が乗ると「この話は誰も信じてくれませんが・・・」と前置きして、故郷・熊本の電気のない村でランプ生活をしていた少女時代の「明るいビンボー物語」を楽しそうに話し始める。

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 東京三鷹市の小さな餃子専門店「ハルピン」が今年開店25周年を迎えた。厚みのあるもちもちした食感で人気の手作り餃子には、「中国残留婦人」だった母とともに、文化大革命など中国現代史を潜り抜けて来た「大地の子」の苦難の人生の味が染み込んでいる。

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 旨いものの街、九州・博多に「悪魔のソース」という手作りドレッシングが生まれたのは23年前。刺激的なネーミングと日本で初めての大根おろし入りの生ドレッシングとして人気を得たが、その後は山あり谷あり。その開発者で、元新聞記者の脱サラ社長、吉野一郎さん(写真)が4年前から夢中になっているのは、江戸時代から宮崎・日向の農家に伝わる幻の柑橘「へべす」(平兵衛酢)である。

画像 藤沢周平のふるさと、山形県鶴岡市に「海坂膳」という料理を出す旅館があると聞いて、これは何としても味わってみたいと思った。う・な・さ・か。美しい響きの「海坂」は言うまでもなく藤沢周平が、故郷・庄内14万石の城下町をモデルに創作した北国の架空の小藩の名前である。

画像 「蝉しぐれ」「三屋清左衛門残日録」「用心棒日月抄」・・・心にしみる時代小説で今なお多くの読者を魅了する藤沢周平(1927~97年)が亡くなって10年。その故郷の山形県鶴岡市に記念館が出来るというので、雑誌の取材を兼ねて現地に出かけた。お目当てのひとつは、小説の中にしばしば登場する庄内地方のふるさとの味探訪である。

「ヘタでいい。ヘタがいい」。
 絵のある手紙・・・絵手紙のキャッチフレーズは何とも常識破りである。初心者にとっては殺し文句。経験者にとっては、含蓄のある哲学的な言葉にさえ聞こえる。

 今年で創立11年目を迎えた日本絵手紙協会(小池邦夫会長)によると、全国の絵手紙愛好家は推定で約120万人。98年の長野オリンピック文化芸術祭参加「絵手紙世界展」では世界117カ国から約8万点を集めたが、来年の北京オリンピックでも開催が決まった同様の展覧会では100万点を集めようと意気盛んだ。

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