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神保町エリア 昭和のカフェ文化が息づく古本の街を散歩する

さぼうる
今も神保町のランドマーク

山小屋を模した店の入り口のドアを挟んで、大きなトーテムポールと今も現役の赤電話が客を出迎える。1955(昭和30)年の創業以来、ほとんど手を加えていない店内。中2階と地下へいざなう桜の木でできた手摺は、滑らかに黒光りしている。

「お客さんが毎日つかむから、ピカピカになったんです。一度も磨いたことはないんだけど」と語るのは、店を始めた時は22歳だったというマスターの鈴木文雄さん。

低い天井に赤レンガで囲まれた地階のスペースは、かつて学生たちが口角泡を飛ばして議論を戦わせた場所でもあった。激動の時代を経て、今は年齢問わず、カップルのたわいのない語らいの場へと変貌。壁に描かれた無数の落書きは、五十余年にわたる人々の思いを温かく包み込んできた証しだ。

開店以来の普遍メニューであるアイスが乗ったミルクセーキと、不恰好なチーズドッグはまさに絶品。

[電話] 03-3291-8404
[住所] 千代田区神田神保町1-11 地図
[営業] 9:00~23:00
[定休] 日曜(祝日は不定休)
[交通] 東京メトロ・都営線神保町駅から徒歩0分


『時代の旅人』
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