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昭和文学散歩 鳥打帽にステッキ突いて文士気取りでまちをゆけば作家が愛した風景にきっと出会える。お気に入りの文庫本と少しの想像力を携えて「昭和文学散歩」を楽しもう。

永井荷風3/31UP

『墨東綺譚』などで知られる文豪・永井荷風は、下駄履きで都内をかっ歩する“散歩の達人”だった。そんな荷風が愛し、通い詰めた街「浅草」を散策してみよう。

明治から昭和にかけて活躍した永井荷風の作品には、当時の東京の情景がリアルに描かれている。『墨東綺譚』の向島、『つゆのあとさき』の銀座、『新橋夜話』『深川の唄』。特に42年間も書き続けた日記『断腸亭日乗』には、大衆文化の街として賑わう当時の浅草界隈が事細かに記録されている。荷風が足繁く通った洋食店やどじょう料理屋、ストリップ小屋……。これらが今も残っている街へ出かけ、その魅力に迫ってみよう。